入れ歯
日本の保険診療において、入れ歯で欠損部分を回復できない症例は基本的にございません。しかし、「入れ歯って違和感があってつかいにくそう」「歯にひっかけている金具がみえるのがイヤ」等の理由で使用に抵抗があるかもしれません。
しかし、歯が抜けたままにしておくことは体にとって決していいことではありません。歯が数本なくても、その箇所をかばって生活をすれば問題なく食事ができます。しかし、そのまま放置するとだんだんと口腔内にとどまらず全身に影響がでてきます。
当院では、入れ歯治療にも力をいれております。ぜひご相談下さい。通常の保険診療での入れ歯はもちろんのこと、ノンクラスプデンチャー、アタッチメント(維持装置)付デンチャー等、保険外の入れ歯にも対応可能です。しかし、適応にも限りがございますので、直接ご相談下さい。
入れ歯の種類
プラスチック義歯
特徴・メリット
- 保険適用で費用が安い
- 治療期間が短い
- 6ヶ月ごとに再製作できる
デメリット
- バネがあり口を開けると目立つ
- 負担が大きく歯を痛める場合がある
- 口の中の違和感が大きい
- 味覚を損なう
- 割れやすい
アタッチメント(維持装置)付き義歯
特徴・メリット
- クラスプが不要で見た目が自然
- 固定され安定感がある
- 今までの入れ歯を利用できる
デメリット
- 保険適用外
- 維持費が比較的高額
- 金属を埋め込む歯を削る費用がある
ノンクラスプデンチャー
特徴・メリット
- バネがなく口を開けても目立たない
- 残った歯を痛める心配が少ない
- 金属アレルギーの心配がない
デメリット
- 保険適用外
- 金属義歯より耐久性が劣る
- 修理や修正が難しい
入れ歯ができるまで
STEP.1
お口の中の審査・診断
お口の中の状態は患者さま毎に千差万別です。
初めにお口の中を確認し、どのような治療が可能かを診断します。
STEP.2
作製する入れ歯の決定
可能な治療方法の中から患者さまとご相談の上で作っていく入れ歯を決定していきます。
STEP.3
型取り
お口の中を精密に型取りします。
STEP.4
かみ合わせ・高さの調整
型取りしたものから一人ひとりのお口の模型を作り、かみ合わせや高さなど調整します。
STEP.5
入れ歯・義歯の完成
完成した入れ歯・義歯をお口の中に装着し、調整をしてきます。
STEP.6
調整
入れ歯・義歯がなじむまでは痛みを感じる場合があります。(1週間程度)
その後調整へお越し下さい。
よくある質問
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患者様のお口の状態により大きく変わりますが、3~6ヶ月ほど来院頂きます。
時間をかけないと良い入れ歯・義歯はできません。症例によっては1年位かかる方もおられます。歯科医師と技工士、そして患者さまとが協力し合えば必ず満足して頂ける入れ歯・義歯ができます。 -
一概に何年ということはできず、耐用年数は設定されていません。入れ歯の材質、メンテナンスの仕方によって耐用年数は変わってきます。
ただ、強度のある素材などを使えば、長持ちさせやすくなります。